ゆとり世代×ファッション
ようやく重い腰を上げ、ついに始動。春一番には先を越されてしまったようですが、春の訪れと共に何か変えないとと言う思いから、「好きなことしていきてやろう」ための一歩を踏み出してみました。
今回のテーマはこのブログの軸をひっそりとここに宣言することです。
ゆとり世代をのびのびと生きてきた私たちにとっては、「どうせ」精神を大切に一つ一つ誠実に積み重ねていこうとおもっております。
「どうせ」後から考えは変わるかもしてない。「どうせ」他人からそんなに期待されていない。「どうせ」なるようにしかならない。そんな後ろ向きとも言えるような価値観は、きっとバブル崩壊後の失われた20年に育ってきた社会的な背景があるのだと思います。
いままで社会で正しいとされている方向を向いて歩んで行っても将来いい方向に進まないかも知れないと言う社会不安は、知らず知らずのうちに子供で合った私たち世代も親やメディアを通じて感じ取っていたのでしょう。だから我々は絶対的な価値観を共有することへの反発を持ちやすい世代なのではないでしょうか。
さて、ここではひっそりとファッションをテーマに記事を書いて行こうと思っております。ファッションが大好きで将来の中心に据えて生きてきた訳ではありませんが、「お洒落」に対する憧憬は相応にあると思っております。
学生時代にお洒落したい!!!と思って入手した中古の(よく言えばvintageもの)アルガワークスの眼鏡をかけていたときの話です。ちなみにこのアルガワークスは英国のメーカーでジョンレノンがかけていたそうです。
詳しくは青山のメガネのセレクトショップBlincさんが詳しくまとめてくださっていたのでそちらで。(
)
Blincさんから拝借いたしました
そのメガネをかけていた私は、ジョンレノンごっこをしてお洒落した気分でおりました。時々、「面白いメガネだね」と言ってくれる友人には、自分の仕入れてきた講釈を垂れつつ、「なんかこの雰囲気が好きでさぁ」などとお洒落をしている照れくささをごまかしておりました。
するとある日キャンパスで知り合いになった一人から衝撃の一言!
「滝廉太郎みたいだねー」
理想のイメージ↓
現実↓
それ以降このメガネは「タキレン眼鏡」に。タキレン眼鏡と言う響きもお洒落なので個人的には気に入っているのですが、少なくともその言葉には、ジョンレノンとタキレンの間にお洒落という尺度での明らかな上下関係があるように感じられた思いがありました。
「お洒落とはなにか」
この事件は私に深くて長い大きな問を与えてくれました。
- お洒落は自負するものか?
- お洒落とはファッション(=流行が近いかな?)というコンテクスとの中で+(ポジティブ)の価値をもつことか?
どれも正しいようでそれでも包括的ですんなりと腑に落ちるような説明に出会えていません。
いまのところ、
「みんなちがってみんないい」
それは正しいように思っております。
それはなんでかはまた今度ここでかこうとおもっていますが。
お洒落は少なくとも一つの方向を向いていないようです。
ある人はそれをお洒落といい、またある人はダサいという。
しかもそれは完全なランダムではなく、「スタバが好きな人はMacのPCがかっこいいと思う人が多い(ちゃんと調べてみます)」ようにここには何らかの傾向が存在するような気がします。
ここにはおそらく彼らの価値観ともいえるファッション(=流儀が近いかな?)があると思います。
さて冒頭に述べたゆとり世代はようやくここに戻ってきて、
そんな絶対的価値観が揺らいでいったことを知っている私たちゆとり世代は、ファッションに対しても絶対的な価値観の存在を想定しにくい世代なのではないかと考えています。
だからなのか分かりませんが、
私は雑誌を読んでもファッションをテーマに書いてあるブログをみても、ふと疑問を感じることがあります。
- ここに紹介されている高級なブランドはもれなくお洒落か?
- これらはほんとにお洒落なんだっけ?
- ファッションって一体なんだ?
こんな疑問を抱きながらファッションにむきあって、自分の趣味としてお金と時間を費やしています。
それは幾分不可思議に思えてきました。
疑問を抱きながらお金や時間を費やすこと自体は悪いことだと思っていません。しかしながら、やっぱりもう少しちゃんと整理できたらもっともっと楽しいだろうな!と思っています。
そこでこのブログではそんな考えを巡らせ少しでも自分のファッションに対する整理がつくよう、一つ一つ積み重ねて行こうと思っています。
「どうせ」明日は全然違うこと考えているかもしれないので、気の向くままやるしかないと思っておりますが、もしも何時か何処かで誰かが読んで何か思考を巡らすきっかけにしてくだされば嬉しいなと。さらにいえば、何かコミュニケーションが生まれればと欲張りな夢をみております。
ぼちぼちがんばろ〜っと。がんばれJames Bonchi!